3、赤外線の特徴



■概要

普段目にするLEDは可視光タイプが多いかと思いますが、LEDには不可視光タイプもあります。ここでは可視光線、赤外線LEDの主な用途について説明します。

■可視光線について

可 視光線とは人の目で見える波長の電磁波の事です。可視光線の波長は一般的に360-400 nm~760-830 nmとされています。可視光線の波長か ら外れると、人の目では見ることができません。また可視光線より波長の短いものを紫外線、長いものを赤外線と呼びます。

■赤外線について

赤外線は赤色の光より波長が長く、電波より波長の短い電磁波の事です。人の目では見る事ができません。直進性が強く、物を温める効果もあります。赤外線には大きく分けると下記の3種類があります。

■近赤外線:近赤外線は波長がおよそ0.7 - 2.5 umの電磁波です。赤色の可視光線に近い波長で、水に吸収されにくい特徴があります。

■中赤外線:中赤外線は波長がおよそ2.5 - 4 umの電磁波です。中赤外線の領域は指紋領域と呼ばれ、物質固有の吸収スペクトルが現れるため、化学物質の同定に用いられます。また近赤外線と同じく、水に吸収されにくい特徴があります。

■遠赤外線:遠赤外線は波長がおよそ4 - 1000 umの電磁波です。金属に当たると反射し、有機物に当たると吸収されやすい特徴があります。

■用途

近赤外線:赤外線カメラ、赤外線通信、家電用のリモコン

中赤外線:フーリエ変換赤外分光分析装置

遠赤外線:暖房、ヒーター、乾燥機

上記の通り、同じ赤外線でも波長によって全く違う特徴があります。赤外線LEDを使用する場合、目的に最適な波長のLEDを選択する必要があります。この為、様々な波長や出力を持った赤外線LEDがあります。



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